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粗品とは？意味・マナー・選び方などビジネスでも役立つ重要ポイントを解説
目次
粗品とは、「心ばかりの品」といった謙遜の意味が込められた品物のことです。感謝の気持ちを伝えたり、ご挨拶代わりにお渡ししたりする用途で、ビジネスシーン・プライベートシーンを問わずよく使われています。
ただ、粗品について、意味合いなどを詳しく理解せず使っているケースも多いのではないでしょうか。特にビジネスでは、活用シーンやマナーを間違えるとかえってイメージダウンにつながりかねません。基礎知識を押さえて使いこなすことが大切です。
このコラムでは、粗品の意味・由来・活用シーン・マナー・注意点などの、正しく使いこなすための基本となるポイントを解説します。粗品の選び方やおすすめのオリジナルアイテムなども具体的にご紹介しますので、参考にしてみてください。
粗品とは？意味を解説
粗品（そしな）とは、「心ばかりの品物」を意味する言葉です。感謝の気持ちを伝えたり、ご挨拶代わりにお渡ししたりする、ちょっとした贈り物のことを粗品と称します。
ここでは、そもそもなぜ贈り物を「粗品」と呼ぶようになったのか、その由来や、主な活用シーン・寸志など似た言葉との違いなど基本的なポイントを確認しておきましょう。
粗品と呼ばれる由来
「粗品」は、文字通りの意味では「粗末な品物」のことです。ただし、実際に粗末な品物と思って贈っているのではなく、謙遜して「心ばかりの物」という意味で粗品と表現しています。
このように他者への贈り物を謙遜して表現するのは、日本古来の伝統的な礼儀の一環です。受け取った相手に「高価なものを贈らせてしまった」「負担になったのではないか」などの気を遣わせることなく、さり気なく喜ばせたいという控えめな姿勢が粗品という呼び方の由来となっています。
粗品のビジネスでの主な活用シーン
粗品は、ビジネスからプライベートなご近所づきあいまで、さまざまな場面で活用されています。特にビジネスにおいては、ご挨拶や感謝・お礼の気持ちを伝えるための贈り物として重宝されており、次のようなシーンでよく利用されています。
- 取引先や顧客への訪問時や営業時
- 年末年始の挨拶回りや季節のご挨拶
- イベント、セミナー、展示会などの来場者プレゼント
- アンケート回答のお礼
- 契約成立のお礼
- 冠婚葬祭の返礼品
ビジネスシーンでは、営業先に初めて訪問するときや商談の後に感謝の気持ちを示すために粗品を手渡すことがよくあります。例えば、ボールペンやメモ帳といった名入れグッズは、実用的で宣伝効果も高く、受け取る相手にも喜ばれるアイテムです。企業のイメージアップにつながるような粗品を選ぶことで、取引先との信頼関係を深めるきっかけにもなります。
このように、粗品は、ご挨拶や感謝・お礼の意味合いを込めた贈り物としてよく利用されています。
粗品と寸志・ノベルティとの違い
粗品と似たようなちょっとした贈り物に、寸志・ノベルティがあります。それぞれ下記のような違いがあるので、使い分けに注意が必要です。
| 粗品 | 寸志 | ノベルティ | |
|---|---|---|---|
| 相手との関係性 | 誰でも良い |
目上から目下へ渡す |
誰でも良い |
| 贈る内容 | 基本的にグッズ |
グッズや金銭 |
グッズ |
| 贈る意味 | 感謝・ご挨拶・お礼 |
感謝・お礼 |
宣伝・認知拡大・販促品 |
上記の通り、寸志は、相手が目下である場合に使います。誤って目上の方に寸志を贈ると失礼な印象を与えるので、相手との関係性が不明な場合は、粗品などの表現が無難です。
また、ノベルティグッズは、主に商業目的で配布するアイテム類を意味します。感謝の気持ちを伝えたいときは、ノベルティではなく粗品などの言葉を選ぶと正確に意図が伝わるでしょう。
同じ贈り物でも、シーンや目的に合わせて言葉を選ぶことが大切です。
粗品を贈る際のマナーと注意点
粗品を贈る際は、表書き・水引・お渡しするときの言い回しについて、マナーや注意点があります。一般的なマナーを把握し、ビジネスシーンなどで相手に失礼のないようにしておきましょう。
【粗品のマナー①】表書き
表書きとは、のし紙（熨斗紙）の上段に記載する言葉のことです。そのまま「粗品」と書くこともできますが、一般的には、利用シーンや目的に合わせて次のような表現を使います。
- 御挨拶
- 御年賀
- 記念品
また、のし紙の下段は贈り主の名称を書くスペースです。ビジネスシーンでは、企業名やブランド名、代表取締役の氏名などを記載するケースが多いですが、空白のままでもマナー上は問題ありません。
【粗品のマナー②】水引
水引とは、のし紙の中央部分にある飾りのことです。飾り紐を結んである場合もあれば、のし紙に印刷してあるタイプもあります。水引の結び方にはいくつか種類がありますが、粗品では「蝶結び」のものを選びましょう。
これは、慶事の中でも何度もくり返しあっても嬉しいお祝い事では、解いて再度結び直せる蝶結びの水引にするというルールがあるためです。
【粗品のマナー③】言い回し
粗品をお渡しするときと受け取るときに、それぞれ言い回しのマナーがあります。
| 粗品を渡すとき |
|
|---|---|
| 粗品を受け取るとき |
|
特に注意したいのが、粗品を受け取るときに、受け取った品物についてうっかり「粗品」と表現しないことです。相手方に対して失礼に当たるので、気を付けましょう。
粗品の選び方・ポイント2つ
粗品選びでは、受け取る相手からの印象を良くするために押さえておきたいポイントが2つあります。
- 利用シーンや目的に合わせる
- 幅広い層にとっての実用性の高さを重視する
具体的に、どのような選び方をすればよいのか、もう少し詳しく説明します。
利用シーンや目的に合わせる
利用シーンや目的に合わせた粗品選びをすることで、受け取る側に重宝されたり喜ばれたりしやすくなるのでおすすめです。具体的には、利用シーンで使えるもの、贈るシーズンの必需品などが挙げられます。一例は、次の通りです。
- イベント、セミナー、展示会におけるエコバッグ
- 年末年始の挨拶回りにおけるカレンダー
- 暑い季節のタオル、うちわなどの涼感グッズ
- 寒い季節のブランケットや防寒グッズ
幅広い層にとっての実用性の高さを重視する
粗品は相手によって種類を変えず、一律の品物を渡すのが一般的です。そのため、幅広い年代やライフスタイルにおいて実用性が高いものを選ぶと喜ばれます。例えば下記のようなアイテムは、さまざまなターゲット層に対応できておすすめです。
- タオル
- ボールペン、メモ帳などの文具類
- エコバッグ、ポーチ
粗品におすすめ！オリジナルアイテム5選
前章でもお伝えした通り、幅広い年代やライフスタイルにおいて実用性が高いものは、受け取る側に喜ばれやすく粗品におすすめです。幅広い層に対応できるアイテムの代表例としては、タオル・ボールペン・エコバッグ・メモ類などが挙げられます。また、暑い時期には熱中症対策グッズや、寒い時期にはあったかグッズなども、タイムリーで重宝されるでしょう。
ここでは、商品の具体例やおすすめポイントを解説しますので、粗品選びの参考にしてみてください。
タオル
粗品の王道といえば、タオルが挙げられます。年代や性別を問わず誰にとってもニーズが高く、職場・プライベートなどのあらゆるシーンで需要のあるアイテムだからです。名入れも映えるため、企業名・ロゴやオリジナルデザインを目立たせたいときにも適しています。
ここでは、名入れのクオリティが高いタオル・人気の高い今治タオル・伝統の国産品質泉州タオルの3種類について、商品例をご紹介します。
①名入れタオルのおすすめ商品
ピクチャースタイル フェイスタオル 昇華転写対応
- サイズ展開：
- ミニタオル・ハンドタオル・ハンドタオル（ロング）・フェイスタオル・マフラータオル
- まるで写真のような高精細で発色の良い名入れができるピクチャースタイルシリーズのフェイスタオル
- 名入れの美しさに加え生地に上質な光沢感があるため、クオリティの高いオリジナルタオルで他と差がつく粗品に仕上がる
- サイズは約W850mm×H340mmと使い勝手の良いサイズ感で、幅広い層に喜ばれる粗品を制作可能
- 裏面にはふんわりと肌触りの良いシャーリング素材を採用しているので、タオルとしての使い心地も抜群
②今治タオルのおすすめ商品
今治ガーゼミニタオル ナチュパレ
- サイズ展開：
- ワンサイズ
- 国産タオルブランドとしてファンの多い今治タオルのガーゼタオル
- ふんわり柔らか素材なので肌に優しく、敏感肌の人はもちろんお子様にもおすすめな生地です
- 約250mm×250mmの持ち運びに便利な普段使いしやすいサイズ感で、愛用してもらいやすいのもポイント
③泉州おくばりタオルのおすすめ商品
【100枚 名入れ可】泉州おくばりカラータオル
- サイズ展開：
- ワンサイズ
- 明治20年から続く「大阪泉州タオル」の気持ちの良い使い心地が魅力的なコットン100％カラータオル
- 豊富な16色から選べるので、企業やブランドのイメージカラー、イベントのテーマカラーなどに合わせたセンスが良い粗品を制作可能
- 本体の上部と下部に単色印刷の名入れ対応
- 名入れができる部分は平織りにしているため、クオリティの高い仕上がりになるのもおすすめポイント
- 約860mm×340mmの一般的なフェイスタオルサイズで、多彩なシーンで使いやすい
ボールペン
仕事・勉強・プライベートなど、さまざまなシーンで誰もが使うボールペンは、何本あっても嬉しいアイテムで、粗品としてお渡しすると喜ばれます。さり気なく名入れしてオリジナリティを出せるのも嬉しいポイントです。
ここでは、単色ボールペンと多機能ボールペンの2種類について、商品例を見てみましょう。
①単色ボールペンのおすすめ商品
タッチペン付メタルシックボールペン（再生アルミ）
- サイズ展開：
- ワンサイズ
- 高級感のある金属素材とスタイリッシュなカラーリングで、思わず「欲しい」と思わせる単色ボールペン
- エコ素材である再生アルミを使用しており、SDGsへの貢献や環境への配慮をアピールする粗品を制作できる
- あると便利なタッチペン付きで、実用性にも優れている
- 名入れは、フルカラー印刷の他に上質感のあるレーザー刻印にも対応しており、プレミア感満載の粗品に仕上げられる
- 本体色は、ブラック×シルバー、ホワイト×ピンクゴールドなど、全4種類から選べる
②多機能ボールペンのおすすめ商品
3色プラスワンボールペン（再生ABS）
- サイズ展開：
- ワンサイズ
- レッド、ブルー、ブラックの3色のインクに、よく使うブラックをもう一本追加した実用性重視のボールペン
- エコ素材である再生ABSを使用しており、SDGsへの貢献や環境への配慮をアピールする粗品を制作できる
- 透け感のある涼しげな外観で、夏場に配布する粗品にも最適
- 本体側面にフルカラー印刷で名入れができる
- 本体色は、クリア、ブルー、ブラックなど5色から選べる
エコバッグ
エコバッグは、お買い物用に加え、お出かけバッグ・通勤通学バッグ・サブバッグなど、幅広いシーンで活躍する実用性の高さが魅力です。名入れを大きく入れられるので、印象に残るオリジナルデザインの粗品を制作できるでしょう。
粗品で採用するエコバッグは、マチ付きで容量に余裕があるものがシーンを選ばず使いやすくておすすめです。
フェアトレードコットンマチ付マルシェバッグ
- サイズ展開：
- ワンサイズ
- 底マチ付きでたっぷり収納できるコットン100％のマルシェバッグ
- 薄手で持ち運びに便利なのも喜ばれるポイント
- サステナブル素材であるフェアトレードコットンを使用しており、SDGsへの貢献や環境への配慮をアピールする粗品を制作できる
- 本体の表面と裏面の両方に、フルカラー印刷や単色印刷などで名入れができるため、オリジナリティを重視した粗品を作りたいときにも最適
- 本体カラーは、ナチュラル、スモークブルー、ブラックなど5色から選べる
メモ・付箋・ノート
メモ・付箋・ノートは、さまざまなシーンで活用できる上にコンパクトで邪魔にならない粗品適性の高いアイテムです。長く使えて、使うたびに名入れが目に入るので、粗品に込めた感謝やお礼の気持ちが印象に残りやすいのもおすすめポイントです。
①メモのおすすめ商品
ボタニカルリサイクルA7メモパッド
- サイズ展開：
- ワンサイズ
- ボタニカル素材を表紙に使用したユニークなメモパッド
- 再生紙70%のノート紙を使用しており、環境への配慮をアピールできる粗品を作成していときにおすすめ
- コーヒーやチェリーなどの天然素材を配合した表紙は、素材のイメージそのままの鮮やかなカラーリングで印象的な粗品に仕上がる
- 本体の表面と裏面の両方に単色印刷で名入れができるため、オリジナリティを重視した粗品を作りたいときにも最適
- 本体カラーは、ラベンダーブルー、チェリーレッドなど4色から選べる
②付箋のおすすめ商品
③ノートのおすすめ商品
デイリーユースA5ノート
- サイズ展開：
- ワンサイズ
- ゴムバンド付きで持ち運び時などに便利なA5ノート
- 中身のノートは、多彩な用途で使いやすい5mm方眼紙
- 表紙にフルカラー印刷または単色印刷で大きく名入れができるので、オリジナリティのある粗品を作りたいときにもおすすめ
- 本体カラーは、ネイビー、ライトピンク、ホワイトなど豊富な7色から選べる
季節感を取り入れたグッズ
季節感を取り入れたグッズも、タイムリーに欲しいものなので受け取る側に喜ばれる傾向にあります。例えば、暑い季節であれば熱中症対策グッズ、寒い時期であればブランケットのような防寒グッズなどがおすすめです。
ここでは、特に粗品におすすめのアイテムを5商品ご紹介します。
①扇風機・ハンディファンのおすすめ商品
冷却プレートUSBハンディファン
- サイズ展開：
- ワンサイズ
- よく冷えると話題のペルチェ素子の冷却プレート付きのハンディファン
- 冷却プレートを首元などに当てるだけで速やかに体温を下げられるので、熱中症予防に役立つ
- 風量を3段階調節可能、ハンディファンやデスクファンなど多様な使い方ができるなど実用性抜群で、もらって嬉しい粗品を作れる
- 本体に単色印刷でさり気なくワンポイントの名入れができる
- 本体カラーは、チャコールブラックとホワイトの2色から選べる
②涼感タオルのおすすめ商品
涼感マフラータオル抗菌タイプ（ボトルケース付）
- サイズ展開：
- ワンサイズ
- 水に濡らすだけで手軽にひんやり感を楽しめるマフラータオル
- 抗菌防臭加工をしており、快適に使い続けられるのも嬉しいポイント
- 持ち運びに便利なクリアボトルケース付きで、いつでもどこでも使える
- ボトル全周に単色印刷で、タオル全体にフルカラー印刷で名入れができるので、オリジナルデザインが主役の粗品を制作可能
- タオルの色はブルー、ホワイトの2色から選べる
③ネックリングのおすすめ商品
カラーアイスネックリング
- サイズ展開：
- ワンサイズ
- 水で濡らさなくてもひんやり感を楽しめる話題のPCMを使ったネックリング
- ネックリング本体に単色印刷で名入れができるため、オリジナリティある粗品を制作できる
- 本体カラーは、ベージュ・ライトブルー・ホワイトのおしゃれな3色展開
④瞬間冷却パックのおすすめ商品
⑤ブランケットのおすすめ商品
Q&A：粗品を贈る際によくある質問
ここでは、粗品を贈る際に悩まされることが多いよくある質問を3つピックアップしてご紹介します。粗品を渡すにあたって、予算や相手の趣味、宗教・習慣など、悩むポイントはさまざまです。失礼にあたらないようにするには、あらかじめ基本的なマナーや一般的な相場を押さえておくと安心でしょう。
仕事関係であれプライベートであれ、相手の背景を想像し配慮した上で贈り物を選ぶと、より好印象を与えられます。以下によくある疑問を挙げるので、参考にしてください。
Q1：予算設定はどれくらいが目安？
粗品の予算は、一般的にはおおよそ3,000円くらいまでが目安です。1,000円前後の品物を選ぶケースも多く見られます。ただし、粗品の利用シーンなどによって、予算の目安も多少変わる点に注意が必要です。例えば、高額な契約成立のお礼にお渡しする粗品であれば、10,000円前後のものでもよいでしょう。
Q2：高級品を贈るのはNG？
原則としては高級品を贈らないのが一般的ですが、相手の負担にならない場面であれば問題はありません。一例として、社会的な立場が高い相手に贈る場合や、不動産などの高額商品の成約に関する粗品などであれば、高級品であっても差し支えはないでしょう。利用シーンや業界の慣習などに合わせて、適切な品物を選ぶことが大切です。
Q3：粗品に向かないものはある？
粗品には、相手に気を遣わせることなく、さり気なく感謝やお礼の気持ちを伝えられる品物を選ぶ必要があります。このような粗品を贈る趣旨を踏まえると、一般的に粗品に向かない品物の代表例とその理由は、次の通りです。
| 贈るシーンや理由から見て高額過ぎるもの |
|
|---|---|
| 限られた年代や性別でしか実用性がないもの |
|
| 限られた年代や性別でしか実用性がないもの |
|
| デザインが奇抜過ぎるもの | |
| 用途がわかりづらいもの |
まとめ
粗品とは、感謝やお礼の気持ちを伝えたり、ご挨拶代わりにお渡ししたりする、ちょっとした贈り物のことです。相手の喜ぶアイテムを選んだり、名入れをしたりすることで、粗品を渡す効果を高めることが可能です。
MARKLESS STYLEでは、オリジナルの名入れをした相手に気持ちが伝わる粗品を製作可能です。豊富なラインナップと在庫・納期の対応力が強みで、ご注文は1個からでも承っており、初心者でも簡単にオリジナルグッズを製作できるのが魅力です。名入れをしたオリジナルの粗品製作は、ぜひ、MARKLESS STYLEにご相談ください。
