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クローズド懸賞とは、サービスや商品を購入した場合だけ応募できるなど、取引に付随して実施されている懸賞のことです。クローズドキャンペーンと呼ばれることもあります。
販売促進に効果的なクローズド懸賞は、お菓子などの食品やさまざまなサービスで採用されていますが、景品表示法で規制の対象になることに注意が必要です。例えば、一般懸賞などの種類ごとに景品金額の上限があるので、クローズド懸賞を実施するなら、あらかじめ確認しておく必要があります。
そこで、今回は、クローズド懸賞の概要やオープン懸賞との違い・懸賞実施のメリット・気を付けるべき景品表示法・事例などを解説します。後半では、クローズド懸賞・オープン懸賞に最適なグッズを厳選してジャンルごとにご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
クローズド懸賞(クローズドキャンペーン)とは、何らかの取引に付随して実施されている懸賞のことです。
例えば、「商品を購入した」「サービスを契約した、利用した」といったことを応募条件にしていて、誰でも応募できるわけではない懸賞が、クローズド懸賞にあたります。
クローズド懸賞は、一般懸賞・共同懸賞・総付懸賞の3種類に分けられます。
クローズド懸賞は3種類ある | |
---|---|
一般懸賞 |
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共同懸賞 |
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総付懸賞 |
|
クローズド懸賞と対比されるものに、オープン懸賞(オープンキャンペーン)があります。
オープン懸賞とは、商品購入やサービス契約といった取引をしなくても応募できる懸賞のことです。SNSの投稿を拡散させて応募するものや、アンケートに答えて応募するものなどが、オープン懸賞にあたります。
オープン懸賞は、平成18年に上限額の規制が撤廃され、現在では景品表示法による景品の上限額の規制はありません。
クローズド懸賞とオープン懸賞には、下記の通り、応募対象者や見込まれる効果などに違いがあります。そのため、実施する目的に合わせた懸賞の種類を選ぶことが大切です。
クローズド懸賞とオープン懸賞の違い | ||
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クローズド懸賞 | オープン懸賞 | |
応募対象者 |
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景品の金額の上限 |
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見込める効果などの特徴 |
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例 |
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景品表示法とは、商品・サービスなどを販売するときの景品や広告に関する決まりごとを定めている法律です。オープン懸賞は景品規制の対象ではありませんが、クローズド懸賞は景品の金額について、以下のような規制があります。
景品表示法によるクローズド懸賞の上限額 | |
---|---|
一般懸賞 |
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共同懸賞 |
|
総付懸賞 |
|
クローズド懸賞を実施する際には、上記に注意するようにしましょう。
企業がクローズド懸賞・オープン懸賞を行うと、主に次のようなメリットがあります。
▼メリット
懸賞やキャンペーンを実施すると、対象となる商品・サービス・ブランドなどに注目が集まり、認知度が上がります。すると、これまで利用しなかった層にも関心を持たれやすくなるので、新規開拓効果が期待できるでしょう。特にクローズド懸賞においては、売上や来店客数の増加につながります。
クローズド懸賞・オープン懸賞には、さまざまな実施方法があります。その一例をご紹介しますので、実施時の参考にしてみてください。
キャンペーン例 | 概要 |
---|---|
レシートキャンペーン |
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インスタントウィン |
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後日抽選 |
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マストバイキャンペーン |
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マイレージ型 |
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ニアパック形式 |
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オンパック形式 |
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クローズド懸賞やオープン懸賞の景品に採用されるグッズは、一般的に、ターゲット層が欲しいアイテムが多い傾向にあります。例えば、食品業界であればマグカップ、日用品業界であればエコバッグなどが、その代表例です。
また、キャラクターや芸能人などとコラボしたキャンペーンでは、キャラクターなどの名入れが目立つグッズが多い傾向にあります。クローズド懸賞の場合は、購入金額が高くなるほどお渡しする景品も高額なものにする・レア度が高いコラボグッズにするなど、プレミア感を持たせるのが特徴です。
その他に、当選者の数に応じて、景品を変えるケースもあります。認知度を幅広く高めるために当選者数を多くする場合は、単価が安いバッグやタオル・アクリルグッズなどが人気です。一方、当選者数が少ない場合は、高級感のあるものやキャラとの限定コラボグッズのような、希少価値の高いものなどが多い傾向にあります。限定の名入れバッグとタオルなどをセットにしたものなどもあります。
オープン懸賞では、「アンケート回答」や「会員登録」など応募のハードルがやや高い場合、同様に力の入った景品を準備するケースが多いでしょう。
ここでは、予算に合わせたアイテム選定・季節に合わせたアイテム選定・業界に適したアイテム選定の3つのジャンルに分けて、おすすめグッズをご紹介します。
クローズド懸賞・オープン懸賞におすすめのアイテムを、「お求めやすい」「中価格帯」「高価格帯」の3つの価格帯に分けて、ご紹介します。
まずは、お求めやすい価格帯のアイテム例を4つ、見てみましょう。
・50mm×50mmのコンパクトサイズで、景品を郵送する場合も安心
・金属パーツを、ボールチェーン、ナスカンなど6種類から選べるので、オリジナリティある景品が作れる
・マチがしっかり110mmあるので、エコバッグをはじめ多彩な用途に使えて景品にぴったり
・エコマーク付きなので、環境に配慮していることをアピール可能
・写真のような光沢感と発色が楽しめるので、コラボグッズや限定グッズの製作に最適
・裏面はふわふわのシャーリング素材で、使い心地もよい
・人気の高いマルシェ型のバッグで、トレンドを押さえた懸賞グッズが作れる
・フルカラー印刷対応で、オリジナリティのあるグッズ製作にも最適
・近年、幅広い年代で人気の高いサコッシュ
・透け感のある素材に合皮を組み合わせているので、高級感を出せるのが嬉しいポイント
・厚手のキャンバス地にレザーのポケットとループがワンポイントでおしゃれ
・箔押しで高級感を出すことも可能
・くり返し使える、あると嬉しいエコな電子メモ
・冷蔵庫などマグネットがくっつく場所に固定して使うこともできる
・お箸、スプーン、フォーク、収納ケースのセット
・マイ箸などが流行する中で、トレンドを押さえた景品グッズが作れる
・Qi規格対応のワイヤレス充電器
・フルカラー印刷対応なので、コラボグッズなども製作できる
・木目デザインで上質な雰囲気を演出できるサーモボトル
・天面、側面ともに印刷可能なので、オリジナリティのあるグッズを製作したいときにもおすすめ
・使わないときは、ゴムでくるんと小さくまとめられるバッグ
・保冷・保温機能付きで、幅広い用途に使える
・アウトドアにもオフィスにも便利なサーモマグ
・デザイン性が高いので、おしゃれな景品を探している場合にも最適
クローズド懸賞やオープン懸賞を実施するシーズンに、ニーズの高いアイテムを景品に採用することで、キャンペーンの注目度を上げることができます。
ここでは、夏と冬の2つの季節に分けて、おすすめのアイテムを厳選してご紹介します。まずは、夏におすすめの4種類をチェックしてみましょう。
・印刷が綺麗に映える生地を使っているので、オリジナルグッズやコラボグッズに最適
・丈夫さや着心地の良さにも配慮し、夏を快適に過ごせる
・暑い季節に欠かせない保冷機能付きのトート
・350ml缶を6本も収納できるので、日常的に使ってもらいやすい
・外出時やオフィスでも、手軽に使えるコンパクトなハンディファン
・おしゃれなスモーキーカラー入り4色展開で、アパレル系や若い世代向けにもおすすめ
・エコに夏を快適に過ごせるサーモステンレスボトルは、少し値段が張るので、もらえると嬉しいアイテム
・高級感のあるカラーラインナップで、当選者数の少ない懸賞向けの豪華な景品としてもおすすめ
・肌寒い季節に欠かせないブランケットは、何枚あっても嬉しいアイテムで、冬の景品におすすめ
・触り心地にもこだわっているので、当選者の満足感をアップできる
・近年大人気のフードポットなら、懸賞の注目度アップにつながる
・大きな具入りのスープや丼ものも入る、使い勝手のよいサイズ感が魅力
・スタイリッシュなデザインで人気の高いZalattoのフタ付サーモマグ
・高い保温性を備えており、寒い時期でも飲み物を暖かく保てるので、冬季の景品としてピッタリ
・高級感を出しやすい陶器のマグで、当選者の満足度や購買意欲をアップできる
・シンプルなデザインなので、印刷が映えやすい
業界ごとに、クローズド懸賞やオープン懸賞に適した商品は変わります。各業界のターゲットの傾向などにあわせて、景品を選びましょう。
近年、SDGsやプラスチックごみの問題について取り沙汰される機会が多い食品・飲食業界の懸賞の景品には、その対策になるようなグッズが向いています。例えば、マイ箸や携帯できるカトラリー類、サーモボトルなどを採用すると、多くの消費者の関心を得られるでしょう。エコ素材を使った景品なら、イメージアップ効果も狙えます。
化粧品業界では、サステナブルであることを求める風潮を反映し、オーガニックや自然派が好まれる傾向にあります。そのため、オーガニックコットンを利用したバッグなどがおすすめです。また、コスメといえば欠かせないミラーやポーチなども適しています。
自動車業界のキャンペーンに適している景品は、自動車でお出かけするときに使えそうなアウトドアグッズなどです。例えば、保冷・保温効果のあるトートバッグやサーモボトル、車内で使いやすいブランケットなどが挙げられます。
塾など教育関係の業界でキャンペーンをする際は、学習時に使えるグッズや、保護者も使えるグッズなどが、向いています。キャラクターとコラボしたオリジナリティの高いボールペンや、たっぷり収納できるトートバッグなどが、その一例です。
日用品業界のキャンペーンには、エコバッグ・タオル・マグカップなど、日用品の購入時に使えるアイテムや、日用品に関連するグッズをチョイスすると関心を得やすいでしょう。キャラクターやタレントなどとコラボしたグッズにすれば、懸賞への注目度がアップし、ブランディング効果も期待できます。
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クローズド懸賞とは、「商品を購入した」「サービスを契約した、利用した」といったことを応募条件にしている、何らかの取引をした人が応募できる懸賞のことです。取引がなくてもよい、誰でも応募できる懸賞は、オープン懸賞といいます。
クローズド懸賞・オープン懸賞を実施すると、認知度アップやブランディング・売上の上昇など、さまざまな効果が期待できます。懸賞の効果を上げるには、ポイントを押さえた景品選びも大切です。ターゲットに「欲しい」と思わせる景品を採用し、懸賞の効果を高めましょう。