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不織布とは、一般的な布地のように繊維を織るのではなく、水の力などで絡ませて結合させる製法でつくるシート状の素材のことです。原材料は、主にポリエステルやポリプロピレンに代表される化学繊維ですが、天然繊維を使用した不織布もあります。使い捨てマスクやトートバッグなど、さまざまな用途で使われている素材です。
繊維を織らない不織布は、コストを抑えやすく、ほつれにくくて通気性も高いなど、多くのメリットを備えています。一方で、織った布地に比べるとやや強度が劣るなど、短所がある点にも注意が必要です。
不織布製のアイテムは、比較的リーズナブルでカラーバリエーションなどが豊富なので、ノベルティや記念品・物販品に適しています。
そこで今回は、不織布の特徴やメリット・デメリット、主な用途などの基本的なポイントを解説します。後半では、今注目の再生不織布や、ノベルティ・記念品などの制作に適したアイテムの具体例もご紹介しますので、ぜひご一読ください。
不織布の特徴やメリット・デメリット、再生不織布の概要といったポイントを押さえ、ニーズに合ったノベルティや、シーンに応じた記念品などの制作に活かしましょう。
不織布(ふしょくふ)とは、繊維を絡ませシート状に結合させた布状の素材のことです。一般的な布地は繊維を織ってつくるのに対し、不織布は繊維を織らない製法であるため、不織布と呼ばれています。
不織布は、大まかに分けて、①繊維の集まりをつくり②その集まりを結合させるという2つの工程で製造します。
繊維の集まりをつくるには複数の製法があり、空気の力を使う乾式法、水の流れを使う湿式法、原料となる樹脂を溶かしてそのまままとめていくスパンボンド法などが代表例です。また、繊維を結合させる方法も、熱で接着するサーマルボンド法や接着効果のある溶液をスプレーするケミカルボンド法など、さまざまです。
製法によって、異なる特徴や機能性を持つ不織布を製造できるので、用途に応じて使い分けられています。
不織布の主な特徴は、製造するときに織らずに結合させること、線維間に程よいすき間ができて通気性や吸水性・保湿性といった機能性を備えていることです。
繊維を絡ませて結合させると、繊維を織る場合に比べて線維間に多くのすき間ができるので、不織布は空気を通しやすくなります。不織布の通気性の良さを生かしている製品の代表例が、使い捨てマスクです。
また、水を吸いやすくなるため、紙おむつやガーゼ・ウェットティッシュなどの素材としてもよく使われています。
不織布と似ている素材に、フェルトがあります。フェルトと不織布は、どちらも繊維を織らないで製造する布状の素材という点では同じですが、いくつか違いがあります。主な違いは、下記の通りです。
フェルト | 不織布 | |
---|---|---|
原料 |
羊毛など動物由来の繊維が中心 |
ポリエステルなどの化学繊維が多い |
機能性 |
主に保温性や防音性など |
組み合わせる繊維や製法によって、さまざまな機能性を持たせられる |
製造方法 |
繊維を化学的な溶液に浸した上で圧着して製造 |
熱や接着剤など、さまざま方法で繊維を結合し製造 |
不織布の製造に使われる原料は、ポリエステル・ポリプロピレン・ポリエチレンといった化学繊維が中心です。それぞれの原料には、下記のような特徴があります。
ポリエステル(PET) |
|
---|---|
ポリプロピレン(PP) |
|
ポリエチレン(PE) |
|
なお、上記の化学繊維の中でも、特にポリエステルを原料とする不織布が多い傾向にあります。
不織布が初めて登場したのは、1920年代のドイツです。当時、フェルト業者が、毛くずなどの繊維を集めて接着剤で結合させフェルトの代用品をつくったのが、最初の不織布と考えられています。
1952年にはアメリカで、ナイロンとコットンの繊維を使った不織布の芯地がつくられました。また、1956年には、日本企業の日本クロスが不織布の製造を始めています。なお、1959年には日本不織布工業会も設立されました。この頃はケミカルボンド法やニードルパンチ法などの製法が一般的でしたが、その後、アメリカやドイツを中心に新しい製法が開発されていきます。
不織布には、繊維を織らない製法であるからこその長所がある一方で、短所もあります。メリット・デメリットの両面を把握した上で、適切な利用シーンで活用していくことで、素材の良さを最大限に生かすことが可能です。ここでは、主なメリット・デメリットを確認しておきましょう。
不織布の代表的なメリットは、下記の通りです。
▼不織布のメリット
不織布は繊維が結合されているので、どこから切ってもほつれにくく簡単に加工できます。形状やデザインなどを自由に表現しやすいのが強みで、バッグやラッピング用材などにも最適です。
また、織るよりも簡単に短時間で製造できるので、大量生産しやすくコストを抑えやすいメリットもあります。さらに、絡み合う繊維間にすき間があるので、通気性や吸水性に優れているのも利点です。そのため、マスク・生理用品・紙おむつ・ウェットティッシュといった使い捨て製品、フィルター・防音シートといった機能性が重視される製品にも使われています。
不織布には、次のようなデメリットもあります。
▼不織布のデメリット
繊維を絡ませて結合させている不織布は、織っている一般的な布地と比べると、耐久性や強度が低い傾向にあります。そのため、洗濯ができない場合が多い、摩擦による毛羽立ちができやすい、といった点に注意が必要です。また、繊維を接着させる製法上、編物のような伸縮性やドレープなどは出しにくいといった短所もあります。
例えば、伸縮性を重視したいインナーのような衣料用の素材や、耐久性が求められるようなアウトドア用品などの素材としては、あまり向いていないといえるでしょう。
再生不織布とは、不要になった不織布などを細かく砕いたものを原料としてつくられた不織布です。ごみや、不織布の原料となる化石燃料の消費量を減らすことができるので、環境への負荷を減らし、持続可能な社会の実現に役立ちます。
再生不織布を使用したアイテムをノベルティや記念品に採用することで、環境への配慮やSDGsへの貢献をアピールすることが可能です。
不織布製品は、軽くてリーズナブルです。また、加工性に優れ、名入れ印刷なども簡単にできます。さらに、一般的な布地より耐久性は劣るとはいえ、くり返し利用できるのが強みです。このようなポイントを踏まえると、特に、次のようなシーンで活躍します。
▼不織布製品が活躍するシーン
MARKLESS STYLEでは、不織布を使用したトートバッグや巾着などを、バラエティー豊かに取り揃えています。
幅広いターゲット層に喜ばれるオリジナルノベルティ・景品・記念品の制作に適したアイテムや、カラー展開が豊富で独自性を追求できるグッズなど、多彩なニーズに対応可能なラインナップです。保冷機能付き・リフレクター付きなど、機能性の高い商品もお選びいただけます。
MARKLESS STYLEの不織布バッグは、加工の際に熱圧着(ウェルダー)ではなく全て縫製仕上げをしているため、安価ながらも耐久性に優れ、長くお使いいただきやすいのが特徴です。またエコ素材の再生不織布を使用した製品もご用意しておりますので、用途や目的に応じてお選びいただけます。
今回は、その中でも特にシーンを選ばずに採用しやすくておすすめのアイテムを厳選して、合計10種類をランキング形式でご紹介しますので、参考にしてみてください。
・全13色と豊富なカラーバリエーションから選べ、オリジナリティの高いノベルティや、企業のカラーに合わせた記念品を制作できる
・A4サイズをスマートに収納できるフラットタイプで、利用シーンを選ばない
・熱による圧着ではなく縫製しているので、耐久性にも優れている
・エコマーク付きで再生不織布を採用しているので、環境への配慮やSDGsへの貢献をアピールできるノベルティを準備したいときにも最適
・ライトブルーやサーモンピンクなど、人気の高いパステルカラーを含む7色から選べる
・マチのあるスクエアタイプのトートなので、収納力があり使い回ししやすい
・SS~Lまでの4サイズと、全7色のカラーバリエーションから選べるので、思い通りのノベルティが実現できる
・紐部分に本体の共布を採用しているため、上質感のあるノベルティ類を制作したいときにもおすすめ
・ギフトケースや、記念品をラッピングする用途に使うなど、アイディア次第で多彩な使い方ができる
・あると便利な保冷機能付きのトートバッグ
・お弁当箱などをらくらく収納できる舟形で、使えるシーンが多く愛用してもらいやすい
・外ポケットが付いており、実用性が高い
・選べる10色展開で、イメージ通りのノベルティが制作できる
・幅510mm×高さ400mm×マチ100mmと大容量タイプのイベントバッグ
・印刷範囲も大きいので、販促用やイベントのプロモーションなどに最適
・ナチュラルカラーからダークカラーまで選べる10色展開で、プロモーションの趣旨に合わせたノベルティがつくれる
・エコマーク付きで再生不織布を採用しているので、環境への配慮やSDGsへの貢献をアピールできるノベルティを準備したいときにも最適
・長めの持ち手で肩掛けができる、A4の舟形の形状で収納力も抜群など、バッグとしての実用性が高い
・ライトブルーやサーモンピンクなど、人気の高いパステルカラーを含む7色から選べる
・収納する物の形状を問わないボックスタイプで、使いやすいダブルファスナーの保冷機能付きトート
・500ml飲料缶なども収納できるので、食品の購入特典ノベルティなどに最適
・花火大会やお花見といった屋外でのイベントでも重宝するので、愛用してもらいやすい
・エコマーク付きで再生不織布を採用しているので、環境への配慮やSDGsへの貢献をアピールできるノベルティを準備したいときにも最適
・A4サイズをスマートに収納できるフラットショルダーで、展示会やオープンキャンパスに向いている
・フルカラー印刷できるので、プロモーションやオリジナリティあるノベルティ制作にもおすすめ
・紐部分をリボンとして結ぶこともできるデザイン性の高い巾着
・中身を出し入れしやすく、ノベルティや記念品などのラッピング用材としても最適
・フルカラーのシルク印刷や熱転写印刷に対応しているので、独自性を存分に出せる
・暗いところで光を反射するリフレクターが前面に付いた巾着リュック
・防災グッズを入れたり、防災対策や防犯対策に関係するイベントのノベルティにしたりするのに適している
・肩ひもの長さを調整できるので、幅広い対象に使ってもらいやすい
MARKLESS STYLEならオリジナルのカスタマイズグッズを、簡単にサイトからご注文いただけます!
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※ご注文内容に間違いがないか必ずご確認ください。
不織布とは、ポリエステルなどの化学繊維が原料の、繊維を織らずに結合させたシート状の素材のことです。リーズナブルで加工性が高いなどメリットが多く、ノベルティなどの制作にも適しています。
MARKLESS STYLEでは、オリジナルノベルティ・記念品の制作に適した不織布製・再生不織布製のトートバッグ・巾着などを、豊富に取り揃えています。ノベルティや記念品などの制作を検討中なら、ぜひ、MARKLESS STYLEをご活用ください。