返礼品とは？ふるさと納税やクラウドファンディングを成功に導く魅力的な返礼品アイデアと事例を解説

ふるさと納税の返礼品とは、寄附をしたことに対するお礼として、自治体から贈られる品物やアクティビティのことです。ふるさと納税の返礼品には、その地域ならではの特産品や名産品が選ばれることが多い傾向にあります。その一例は、下記の通りです。

• その土地ならではのグルメ（肉類、農産物、海産物など）
• 地域の伝統工芸品
• ご当地企業の生活用品
• ご当地キャラをデザインしたご当地グッズ類
• 体験ツアー、オリジナルツアー

このようにふるさと納税の返礼品では、お礼の気持ちとともに、その地域の魅力をPRできる品物やアクティビティなどが多く採用されています。

クラウドファンディング（クラファン）の返礼品とは、支援へのお礼や利益の分配などの意味合いを込めて贈られる品物やサービスのことです。

クラウドファンディングは、個人や民間企業のほか、自治体が行うケースもあります。最近では、ふるさと納税型クラウドファンディングといった、ふるさと納税とほとんど同じ感覚で支援できるクラウドファンディングも増えてきています。

クラウドファンディングの返礼品は、バラエティに富んでいるのが特徴です。例えば、次のようなジャンルが挙げられます。

• 地域の特産品や企業の製品などの品物
• 利益相当分の金銭
• アクティビティやイベントの参加権

なお、クラウドファンディングでは返礼品の設定は必須ではなく、リターンのないクラウドファンディングもあります。ただし、見返りが魅力的であるほど目標金額を達成しやすくなるため、返礼品がないと思うように支援が得られない可能性がある点には、注意が必要です。

一般的に、次のような返礼品は人気があります。

• 需要やニーズにマッチするもの
• 還元率が高いもの

ふるさと納税では、寄附する側には、その地域を応援したいという気持ちや税控除を受けながらちょっとした贅沢をしたいというニーズが、多い傾向にあります。そのため、その地域特産の魚介・海産物や肉類、お米などは根強い人気です。

また、還元率が高い返礼品は、お得感があるので人気があります。還元率とは、返礼品の市場価格が寄付金額に占める割合のことです。なお、ふるさと納税の返礼品は、その調達にかかる費用が寄附金の3割までという基準が、総務省によって定められています。還元率を高くし過ぎて基準を超過しないよう、気を付けましょう。

クラウドファンディングでは、面白い・ユニークなど、思わず欲しいと思わせる返礼品なども好まれます。また、クラウドファンディングで集めた資金でつくった品物やサービスといった実物系の返礼品も効果的です。

ふるさと納税・クラウドファンディングの返礼品には、ユニークなもの、工夫を凝らしたものなど、参考にしたい事例が多くあります。ここでは、いくつか実際の事例をご紹介しますので、参考にしてみてください。

面白い返礼品の事例｜ふるさと納税

面白い返礼品の事例②｜クラウドファンディング