DTF印刷（フチなし熱転写）

インクジェット出力をした転写シートを使用し、生地に熱プレスして印刷させる方法です。
転写シートに出力する際に、デザイン部分にのみパウダー状の特殊な糊が塗布されるので、生地にプレスする際、デザインされた部分のみ印刷されます。
従来の熱転写ではデザインにフチが必要でしたが、DTFはフチ無し印刷が可能なため、自然な仕上がりになり、こだわりのデザインが商品にそのまま再現可能です。
綿、ポリエステルなど様々な素材にも対応。
傷や汚れに強く、洗濯耐性に優れているのでTシャツにもおすすめです。

画像の場合

デザイン同士が離れている飛び柄の場合

線幅の目安

0.6㎜以下の実線幅、抜き線幅はつぶれ、擦れなどが発生する可能性があります。

0.6mm以下の線幅の場合、糊が乗らない為「フチを付けて糊をのせる幅を確保する必要」があります。
フチをつけたくない場合は、0.7mm以上の線幅でデザイン作成をお願い致します。
※0.6mmを下回る場合は、フチをつけての印刷となります。

刷り色指定について

CMYK＋白で表現できる色は使用可能です。
入稿データのそのままプリンタ出力・印刷します。
PANTONEまたはDICでの特色指定や金色・銀色・蛍光色は印刷できません。

入稿時の注意事項

カラーインクのプリント後、白インクを下地としてプリントするため、わずかに下地とカラー面でズレが生じる場合があります。
0.6mm以下の細かい線や文字・デザインは、白の下地が表出してしまったり、転写自体が正しく行われずにプリントが欠け剥がれが起こる恐れがある為、上記の線幅以上でデータ作成をお願い致します。
どうしても基準線以下のデータで作成したい場合、フチをつければ印刷が可能です。「この部分にフチをつける」とご指定ください。
写真やイラストなど入稿する画像やデータに背景がついている場合は背景もプリントされてしまいます。
不要なデータは必ず除去してからご入稿ください。
わずかでも濃度が0％ではないデータ（ほぼ透明だったとしても）があると白の下地がついてしまい、ご希望の仕上がりにならない可能性がありますので、背景は丁寧に細かく除去してください。
半透明色を指定している箇所や透過処理によるぼかしやグラデーション表現をされている箇所は白下地が表出してしまうか、
下地がある箇所とない箇所でグラデーションの出方が変わって見える可能性がございます。
また、辺や線が垂直または水平ではない画像で、辺や線にアンチエイリアスがかかっている場合も、
当該アンチエイリアス箇所に白下地処理が行なわれ、その白下地部分がフチのように表出することがあります。
パスを含むデータや、スウォッチ登録したパターン柄などの効果を使用したデータでラスタライズ（＝1枚の画像データにすること）をしていないと、ご希望の仕上がりにならない可能性があります。
写真データやイラスト画像は解像度300dpiで入稿してください。